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2016年1月の記事

2016/01/10

軟調ヘチ竿の製作

一年前の2014〜2015の年末年始に軟調ヘチ竿を製作しています。その記録を今ごろ載せておきます。

元々硬調野島調子の短竿で黒鯛を釣るのが黒鯛釣りの醍醐味な訳ですが、それとは別に軟らかい竿で釣ってみたらどうなんだろうか、という興味がありました。クラブの先輩方に伺うと同じように思って「軟らかい竿も面白いよ」と。さらに聞くと「ヘラ竿を改造して作るんだ」とのこと。

そこで早速適当なヘラ竿を探します。条件としては、

 ・ガイドを付けることを考えて振出ではなく継ぎ竿
 ・野島で使うことを考えて3m
 ・仕舞い寸法を1m位にしたいのでできれば3本継

として、中古の釣具屋を見て回りますが、なかなかそんなものはありません。あっても、超高級なヘラ竿だったりして、改造には向きません。

探し回っているうちに面倒くさくなって、仕方ないのでAmazonでポチッとプロマリン(PRO MARINE) ロッド CB 天将へら 10尺を買いました。ちょっと高いとは思いましたが、製作意欲にはかなわず。

届いたのがこれ。「硬調」とありますが、ヘチ竿に比べればペナペナです、、、

Dsc03029

早速改造開始。穂先の糸を止める部分(リリアン?)をハサミで切り落とし、グリップをカッターで削ります。

元々のグリップはこんな感じ。

Dsc03031

これをカッターで時間を掛けて削ります。

Dsc03032

最後はこんな感じ。

Dsc03034

これで3mのブランクを手に入れることができました。持ってみるとメチャクチャ軽い。もともとが60g位しかありませんので、グリップを削ってさらに軽くなりました。

このブランクにリールシートとガイドを付けていきます。

ここで富士工業のカタログのページから、「総合カタログ」と「誰にでもできるロッドクラフト」をダウンロードして、必要な情報をチェックします。まあ、そんな細かくやらなくてもいいかな、と思ってましたが随分色々ありまして、いくつもの部品を調達することになりました。

調達はこれも釣具屋を回っていては大変だろうと思い通販を利用。今回はネットで調べてサバロさんを利用することにしました。

こんなものを買いました。

[ 商 品 詳 細 ]
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【 商 品 I D 】70866029
【 商 品 番 号 】
【 商  品  名 】FUJI
E-TGP-R180-27
【 価 格 (税込) 】864円
【  数   量  】1個
【  小   計  】864円
----------------------------------------------------------------
【 商 品 I D 】70864334
【 商 品 番 号 】
【 商  品  名 】FUJI
E-TGP-F65-27
【 価 格 (税込) 】540円
【  数   量  】1個
【  小   計  】540円
----------------------------------------------------------------
【 商 品 I D 】67143925
【 商 品 番 号 】
【 商  品  名 】EWBC
【 価 格 (税込) 】810円
【  数   量  】1個
【  小   計  】810円
----------------------------------------------------------------
【 商 品 I D 】65822019
【 商 品 番 号 】
【 商  品  名 】ハイブリッドアーバー(品番(外径サイズ):HBA-15、内径サイズ(?):8.5)
【 価 格 (税込) 】288円
【  数   量  】2個
【  小   計  】576円
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【 商 品 I D 】65833244
【 商 品 番 号 】
【 商  品  名 】WCFシリーズ(品番(カラー):T-IG2WCF、サイズ:8)
【 価 格 (税込) 】1,296円
【  数   量  】1個
【  小   計  】1,296円
----------------------------------------------------------------
【 商 品 I D 】78114732
【 商 品 番 号 】
【 商  品  名 】USAコアテープ三兄弟(サイズ:小)
【 価 格 (税込) 】324円
【  数   量  】1個
【  小   計  】324円
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これがパイプシート。

Dsc03036

型番。

Dsc03037

これがリアグリップ。

Dsc03038

で、型番。

Dsc03039

これがフォーグリップ。

Dsc03040

で、型番。

Dsc03041

これらをブランクに付けていくのですが、「ブランクの径<それぞれの径」なので少し工夫が必要です。

まずはリアグリップですが、これはタコイトを適当に巻いてサイズを合わします。

Dsc03060

こんな感じです。これで大体径が合ってきたかな、となったら接着剤を塗って取り付けます。接着剤はボンド クイック30 15gセット #16223を使いました。


2種混合のエポキシ系の接着剤であれば何でも良いと思いますが、接着時間が適切なのを選べば良いと思います。

次にパイプシートですが、これは元々径が結構大きいのでタコイトではどうにもなりません。なので、「アーパー」というものを使います。

Dsc03062

内径がブランクにあったものを購入し、あとはパイプシートに合わせてアーパーを紙やすりで削ります。左が元のモノ。右が削った後です。

これを同様に接着剤でブランクに取り付けます。

Dsc03063

で、さらにこのアーパーに接着剤を付けて、パイプシートを取り付けます。この時点でブランクに対するリールの位置とガイドの位置が決まります。なので、ブランク・スパインを気にする必要があるのや、ないのや、、、ネットで調べるとブランク・スパインの調べ方はいろいろと書かれていますし、前述の富士工業のカタログにも書かれていましたので、それを参考にやってみましたが今ひとつ良く判りませんでした。それでも大体この辺か?くらいのところを見つけて、その反対側にリールが付けられるようにパイプシートを取り付けました。

Dsc03065

次にフォーグリップ。これはタコイトだけでは少しだけサイズが足りなかったのでコアテープを巻きます。ロッドビルディング専用のテープのようですが、マスキングテープに似てます。その上にタコイトを巻いてサイズを合わせます。

Dsc03067

で、最後に飾りを付けてグリップは完成!

Dsc03081

で、次にガイド。使ったガイドは使わなくなったヘチ竿を廃棄して、そこから外してきました。30個くらいはあったので、他の竿を参考にしながら適当に配分していったら何と25個も付ける位置が決まってしまいました。曲がり方を見ながら付けるのが良いのだろうとは思いますが、一度配置を決めると何だかそれが一番良いように思えてしまい、減らすことができず、、、決行します。

Dsc03068

一番ガイド。

あとはひたすら決めた位置に合わせて残り24個を付けます。

糸の巻き方は前述のカタログにありますが、ガイドをホットグルーなるチョコッとだけ付ける接着剤でブランクに乗っけて、そのあとひたすら巻いていきます。基本手先が器用な人向き。。。巻いたら今度は東邦産業 エポキシ・コートを薄め液で薄めて刷毛で塗ります。ここであまり塗りすぎると液だれが起きてしまうので、糸に接着剤が染みるくらいで我慢します。で、乾いたら再度塗って、と私にとっては気が遠くなる作業を3回ほど全ガイドに対して繰り返して完成です。特に先の方の細いところは本当に大変。。。何度かやり直しました。

Dsc03098

イマイチな出来ですが、これが限界。。。本来なら色を塗ったりするべきなのでしょうが、面倒なので止めました。

後は継ぎ部分に少し太めの糸を巻いて強化。

Dsc03084

で、完成です。全部で1ヵ月くらいはやってました。

実際に曲がり具合を他の竿と比べてみます。持っている竿の中で一番硬いサクラの竿を曲げてみるとこんな感じ。

Dsc03102

今回のへら竿改造の軟調ヘチ竿は、、、

Dsc03101

こんなに曲がります! 

なお、リールを付けてもメチャクチャ軽いです。そして軟らかい。普通に竿先がペナペナしています。なので、風が強い場所ではかなり使いにくいと思われます。そもそもこんな竿で魚を掛けたら竿が折れるのでは? と思えるほど頼りない。

そこで夏の大阪北港で実釣してみました。

Imgp0001

ヨットで掛けた時です。竿がグニャリと曲がり、竿先が完全に下を向きました。それでもブランクは折れることも無く、きちんと魚を上げることができました。

Img_1164

いやー、スゴイ。この後も中の灯台で45㎝位のキビレを掛けましたが問題なく上げられました。

ただガイドのつけ方が素人なので、竿先に糸絡みがちょっとありました。風があると結構辛いかも。

野島では黒鯛よりもカサゴやメバルの時に活躍しています( ̄Д ̄;;

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